再生医療とは、ご自身の細胞で治療を行う、新しい医療です。
再生医療は、失った体の一部を、ご自身の細胞を用いて修復する治療方法です。当院では再生医療を当院の患者様に受けていただけるよう、再生医療研究の進んでいる名古屋大学大学院医学系研究科 上田教授を技術アドバイザーとして迎え、培養室 (患者様から頂いた細胞を増やす設備)を併設しております。
肌の再生医療regenerative medicine
●特徴
安全
コラーゲンやヒアルロン酸などを皮下に注入するのとは違い、ご自身の細胞を注入するので安全です。アレルギー
ご自分の細胞ですので、材料にウィルスが混入して感染する可能性やアレルギーの心配がありません。持続
3年以上の効果が持続し、また皮膚の代謝を改善することが確認されています。低侵襲
口の粘膜細胞を使うことにより、侵襲が少なく高い効果が得られます。●臨床例
●適応に関して
年齢 |
年齢制限は特にございません |
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しわの種類 |
静的な皺、軽度の動的な皺(たるみは適応外) |
部位 |
前額、眉間、下眼瞼、外眼角、鼻唇溝など |
免疫細胞治療regenerative medicine
免疫細胞療法とはがん治療において第4の治療法として研究が進められてきました。今までのがん治療は「外科治療(手術)」、「化学療法(抗がん剤)」、「放射線治療」の三大療法が主流でした。これらの治療方法は患者様に一定の効果が期待できますが、抗がん剤が効かないなど、医療の限界で不幸にしてがんの力が勝ることあります。免疫細胞治療は今までのように外から治療の手を加えるのでなく、自己の免疫力を高めることによってがんの治療を行います。このため三大療法にしばしば伴う副作用がほとんどありません。その上、今までの三大療法と免疫細胞治療を組み合わせることによって、がんに対する治療の効果が高まり、相乗効果が期待できます。
歯髄細胞の保存regenerative medicine
再生医療の研究分野において抜去した歯牙(乳歯・永久歯)に含まれる歯髄細胞が再生医療の早期実現に極めて理想的な細胞であるといわれ、多くの研究機関で歯髄細胞の研究がおこなわれております。これは歯髄細胞の中に幹細胞(いろいろな種類の細 胞を生み出すことができるとされている細胞)が含まれているため、再生医療を行う際に重要な役割を果たすと考えられているからです。当院では 歯髄細胞バンク(株式会社再生医療推進機構)と連携し、歯髄細胞の保存を行っております。
名古屋大学との連携による最先端の再生医療regenerative medicine
当院では、名古屋大学大学院医学系研究科上田研究室と連携をとり、研究がすすめられている再生医療の治療を受けることができます。 肌の再生医療において、イオン導入法を用いて細胞由来成長因子をお肌に浸透させ、肌の改善を試みております。イオン導入法を用いることによって、細胞由来成長因子を直接お肌につけるより、約30倍浸透するとされております。 また、歯を支える骨(歯槽骨)の再生医療として骨膜培養、骨髄由来細胞培養を用いた骨再生療法も行っております。お気軽にお問い合わせください。
歯槽骨の細胞注入からインプラントの埋め込みまでの治療の流れを動画で解説
再生医療専門ドクターdoctor
- 医療法人清雅会 理事長
ルーセント再生医療センター長
医学博士 柴田雅志 - ルーセント再生医療センター技術アドバイザー
名古屋大学大学院教授
医学博士 上田 実 - ルーセント再生医療センター
副センター長
板谷 敏光 - 形成外科医
柴田 恵里花